【 WEBアプリ開発 】 発注側が事前に知っておくべきポイントとは?
こんにちは、x-climbです。
前回はWebアプリの基本概念についてお話しましたね。まだ読んでいない方は前回の記事を参考にしてください。
今回はもう少し深ぼりしまして、実際に発注側がWebアプリ会社に発注する際、事前に知っておくべきポイントについて触れていきます。
ではサクッと見ていきましょう。
目次
< Webアプリ開発(発注側が知るべきポイント)>
これはある意味、当たり前のことですが、超大切なので説明しておきますね。
発注側は作りたいサービスがあるので、開発を依頼しますよね。では、作りたいサービスについて具体的なイメージは出来ていますでしょうか?「 大体、このようなWebサービスを作りたいな 」というレベルではいけません。
以降は、わかりやすく開発側(=ベンダー)、発注側という形でわかりやすくシンプルに説明していきます。
開発スタイルの確認
例えば、ウォーターフォール開発、アジャイル開発のどちらで案件を進めるのか?
これを必ず開発側と確認し、それぞれのメリット・デメリットをしっかりと説明してもらうことが大切です。
相談の上、自社にマッチするスタイルを開発側と決めるべきです。
正直、ウォーターフォール開発、アジャイル開発という言葉は、Web開発に詳しくない人にとっては聞き慣れない概念ですよね。
人によっては、「 なんのことかサッパリ 」という人もいるでしょう。概念について簡単に理解しておくといいでしょう。
本来であれば発注側の人間も基本的な概念は理解するべきだと思います。
ウォーターフォール型開発〜①企画→②要件定義→③外部設計→④内部設計→⑤実装(プログラミング)→⑥テスト→⑦運用開始といった具合に開発工程を複数に分割し各工程が完了すると、次の工程に進むという開発スタイルのことを指します。
各工程が完了すると基本的には前の工程には戻りません。(ミスなどがあった際は前の工程に戻ることが提唱されています。)
アジャイル開発〜英語でAgileと表記しまして、素早いという意味です。
その言葉のとおり、ウォーターフォール開発とは異なり、短期間で実装&テストを繰り返し行う開発スタイルのことを指します。
正直、難しい言葉ではありますが、わかりやすく噛み砕いてみると意外と簡単ではありませんか?
開発言語・フレームワークの確認
開発で利用する言語について、発注者に論理的に説明できる開発会社が信頼できる会社と言えるでしょう。
サーバ費用・保守費用の確認
サービスリリース後のランニングコストも大切になってきますので確認は忘れずに。
開発側からの見積もり費用・様々な業務コストの算出
自社内で発生するコミュニケーションコストなど様々な業務コストを算出しておくことが大切です。
リスク要因の確認
工期や費用の見積もりにおいて、どの要件がボリュームを占めているのか、難航しそうな機能があるのかといったリスク要因の確認は大切です。
完璧な工期見積もりは不可能であると認識するべきです。したがって、工数にどれほどのブレが生じるのかを事前に確認しておくことが必須となります。
類似実績の確認
仮に実績がなくても、開発側担当者の人間性・会社カラーにより発注を決めることはよくある話です。実際にその方がうまくいく事例も多いのです。
定期的な打ち合わせをする
「 自分たちの考えは全て開発側に伝わっていて、納期までに確実に間に合うだろう 」と安心しすぎるのはよくありません。いい意味で開発側を信頼しすぎないことが大切です。
定期的な打ち合わせにて進捗・要件を確認することは必須であり、人間同士のコミュニケーションには必ずズレが生じるもの。その位の心構えが丁度いいでしょう。
後になって言った言わないのトラブルが発生するのを防ぐ為に、打ち合わせの際は必ず議事録を作成し、進捗などを共有データで確認することが大切ですね。
トヨタなどの大きな会社であればあるほど、そのような部分は徹底しているものです。
フラットな姿勢でプロジェクトを進行する
長期に及ぶプロジェクトに取り組めば、ミスや漏れが発生する可能性も0ではありません。
その際に発注者側が開発側を攻撃しすぎると、逆に生産性が低下することもあります。
高圧的な姿勢は控えるのがベターです。お互いに外注や下請けという意識は捨てて、チームとしてプロジェクトに挑むという姿勢が何よりも大切になってきます。
そうすることでプロジェクトが成功しやすくなることを肝に銘じておきましょう。
< まとめ >
いかがでしたでしょうか。
ここまでザックリではありますが、Webアプリを発注する際に発注側が心得ておきたい大切な部分を紹介してみました。
随時、内容は追記していきますが、ここで挙げたことを認識しておくことで、スムーズな発注ができるようになるでしょう。
次回は、もう少し深ぼりしていきたいと思います。では次回にご期待ください。